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SALON MANAGEMENT

オーナーがいない店舗で起こる問題と対策

執筆:BLISS LASH 編集長/監修:秋山 真生恵 | 2026.09.28

2店舗目や、自分がいつもいない店舗に対して、こんなことが気になりませんか?

こうした心配は、たいてい「どう管理するか」の相談として出てきます。

ただ、離れた店舗でうまくいっているサロンほど、管理の道具を増やしているわけではない印象です。

先に決めているのは、任せる前の条件です。

条件が合っていれば、オーナーが行く回数は月に1、2回でも回りますし、店長を置かない形も成立します。

今回は、遠方の店舗を任せる前に決めておきたい5つを整理します。

離れた店舗で起きやすいこと

まず、よく起こることを先に見ておきます。

多いのは、立ち上げの時期です。

お客様がまだ少なく、時間が余りやすいからです。

そして、この時期にオーナーが通う回数を増やしても、根本は変わりにくいです。

回数で押さえようとすると、オーナーの時間がどこまでも取られていきます。

①誰を置くか

離れた店舗で起きることの多くは、置いた人で決まります。

おすすめは、本店で育った人を送り出す形です。

接客や技術の土台ができているので、行った先で判断に迷いにくくなります。

サロンの考え方が入っているので、細かい確認も少なくなります。

反対に、採用したばかりの人だけで離れた店舗を回すのは、どのサロンでも難しいところだと思います。

行けない場所で、ゼロから教えることになるからです。

「人を採ってから、離れた店舗を任せる」ではなく、「送り出せる人がいるかどうかで、出す時期を決める」という順番になります。

②働き方の形で、必要な管理の量が変わる

雇用か業務委託かで、発生する管理の量は変わります。

雇用の場合、在庫やお金の管理、商材の発注、シフトの管理といった仕事が出てきます。

そのため、誰かが定期的に見に行く形になりやすいです。

業務委託の方に入ってもらう場合は、細かい指示を出さない形が取りやすくなります。

どちらがよいという話ではありません。

雇用には、こういう強みがあります。

ここで持ち帰れるのは、働き方の形を決めた段階で、そのあと必要になる管理の量も決まっているという見方です。

いま管理に手が回らないのであれば、その前提に合う形を選ぶ、という考え方ができます。

③募集で何を伝えるかで、来る人が決まる

業務委託の方に入ってもらう場合、大きく2つのタイプに分かれます。

しっかり稼ぎたい方と、ゆるく働きたい方です。

どちらが良い悪いではありませんが、オーナーが近くにいない店舗と合うのは前者のケースが多いです。

指示がなくても動くので、管理が軽くなります。

見極めの目安は3つです。

反対に、注意しておきたいのは、自分のお店があるものの、そこだけでは成り立たないため掛け持ちしたいという形です。

お客様の行き先が動く可能性があるので、条件を先に決めておく必要があります。

そして、募集の文面が来る人のタイプを決めます。

集客はサロン側でもできる範囲でやるけれど、自分でも動いてほしい。

こう先に書いておくと、その前提で応募する方が増えます。

離れた店舗で「言っても動かない」という悩みが出るとき、原因は関わり方ではなく、募集の段階にあるのかもしれません。

④どこを超えたら口を出すかを決める

離れた店舗のことは、見えるところだけが目につきます。

目につきやすいのは、こういうところです。

気にする範囲を決めていないと、見えたものすべてが気になります。

そこで、ラインを1本引いておく形がおすすめです。

たとえば、赤字にならなければよい、という置き方があります。

そのほかに見るなら、このあたりです。

見るところを決めておけば、それより手前は見なくて済みます。

細かく口を出すほど、その店舗の判断は止まります。

任せるというのは、見ないところを決めることでもあります。

⑤何をそろえて、何を任せるか

技術や接客の方向性は、迎えたときの研修で伝えます。

そこから先を全部そろえようとすると、確認の手間が増えていきます。

土台だけそろえて、あとはその人の持ち味に任せる形の方が、離れた店舗では続きやすいです。

そろえておきたいのは、こういうところです。

反対に任せやすいのは、こういうところです。

どこをそろえるかが決まっていれば、離れていても見るところが絞れます。

離れていても接点は作れる

会う回数が少なくても、接点は作れます。

勉強会の日に本店へ集まってもらう形が、いちばん組みやすいです。

離れた店舗を半日にするか休みにして、技術のチェックや新メニューの共有をします。

集まる理由が技術なので、参加する側にも目的が伝わりますし、その場で話す時間も生まれます。

日々の連絡は、用件のやりとりから雑談につながる形で十分です。

会えていないスタッフには、見ているよと伝わる一文を入れておくと印象が変わります。

技術や接客の確認は、写真や動画でもできます。

仕上がりの写真を見て気になるところを伝える、次のお客様で気をつけることを1つ決める、という形です。

数字は全店・全員を同じ形でそろえる

離れているほど、様子は見えにくくなります。

そのぶん、数字をそろえておくと、外から確かめられます。

そろえる項目は、このあたりです。

働き方の形に関係なく、同じ項目で出しておくのがおすすめです。

見えないから細かく聞く、ではなく、見えないところは数字でそろえる。

この形にしておくと、口を出す回数を増やさずに済みます。

まとめ

離れた店舗でつまずくときは、関わり方より前の段階に原因があることが多いです。

この5つのうち、まだ決まっていないものはどれでしょうか。

次の店舗を考えているなら、出す前にここを決めておくと、あとの時間が変わってきます。

よくある質問

Q. 遠方の店舗には、どれくらいの頻度で行くべきですか?

置いた人と決めごとが合っていれば、月に1、2回でも回っているサロンもあります。
通う回数を増やすより、任せる前に条件を決めておく方が影響が大きいです。

Q. 新しく採用した人だけで、離れた店舗を任せても大丈夫ですか?

行けない場所でゼロから教えることになるので、難しいところだと思います。
本店で育った人を送り出して、空いた本店に新しい方を迎える順番の方が組みやすいです。

Q. 雇用と業務委託、離れた店舗ではどちらがいいですか?

どちらが良いという話ではなく、必要になる管理の量が変わります。
雇用は在庫やお金、発注などの管理が発生するため、誰かが定期的に見に行く形になりやすいです。
いま管理に手が回らない場合は、その前提に合う形を選ぶ考え方ができます。

Q. 離れた店舗のスタッフと、どう関わればいいですか?

勉強会の日に本店へ集まってもらう形が組みやすいです。
普段は、用件のやりとりに一言添える形と、写真や動画での確認を組み合わせると、離れていても技術や接客に関われます。

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