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季節で“持ち”も提案も変わる|まつげサロンの年間運営カレンダー

執筆:BLISS LASH 編集長/監修:秋山 真生恵 | 2026.07.21

まつげサロンの現場は、季節でお客様の状態も、売れるメニューも大きく変わりますが、毎年くり返す“波”を、行き当たりばったりで迎えていませんか?

この記事では、

までを1本にまとめました。

年間の流れを先に設計しておくと、伝える言葉も情報発信も“先手”を打てるようになります。

この記事のポイント
  • 季節ごとに増える需要・注意点と、その場での提案・声かけがわかる
  • 夏はLED・下まつげ・パーマ+エクステ・カラーで単価を伸ばせる
  • 閑散期の使い方と、年間スケジュール化で先手を打つ方法

春:花粉と季節の変わり目に、先回りのケアを

春は花粉症のお客様が増え、目元が敏感になりやすい時期です。

本人が気づいていなくても、こすってしまって目のまわりに細かい傷ができていることがあり、アイシャンプーがしみやすいお客様が増えます。

花粉は“ためない”ケアを

一方で、花粉はまつげの上に乗ってたまりやすいものです。

とくに普段コーティングを塗っている方は花粉が乗りやすいので、こういう方こそアイシャンプーで洗い流してあげたほうが良いケースです。

ホームケアでもアイシャンプーをすすめ、1月ごろから“予防的に”目元まわりのたまりを防いでいくのがおすすめです。

ただし、

は、無理に洗うデメリットもあるため注意します。

施術中のアイシャンプーは状態で調整

施術時のアイシャンプーは、状態に合わせて調整します。

目に見えて赤い・カサカサしているならその日はやめます。

そうでなければ、まぶたの上には乗せず、際に泡を少なめにして根元だけにあてます。

泡を多めに取るとまぶたに乗ってしまうので、量を控えて根本にそっとあてます。

付け方に正解はなく、「今日はやめておく」という判断ができることも技術のうちです。

脱毛期は「事前のひと言」で先手

また、春は季節の変わり目で脱毛期に入る方が増え、まつげが一気に抜けやすくなります。

「持ちが悪くなった」と感じて来店される方も出るので、毛周期とは違う脱毛期であることを事前に伝えておきましょう。

来店周期を少し早めてもらう案内もあわせて行いましょう。

事前のひと言が、施術者のせいにされないための“保険”になります。

POINT
「春・秋は抜けやすい時期です」と事前に伝えるだけで、持ちのクレームは大きく減らせます。

夏:持ちが落ちやすく、単価を伸ばせる季節

夏はアイシャンプーの出番が最も増える季節です。

日焼け止め(とくにスプレータイプは要注意)を目元に塗っていなくても、汗で流れて目のまわりに移ります。

皮脂も出やすく汚れがたまりやすいため、持ちが落ちる方が続出するのが夏です。

カウンセリングで「今日は日焼け止めを塗ってきていますか?」と確認し、そこからアイシャンプーの提案につなげます。

汗と日焼け止めで「持ち」が落ちる

代謝の影響か、自まつげの伸びが早く感じられる方も増えます(個人差あり)。

ばらつきが早く出る場合は、予定に合わせて少し早め/遅めの来店を案内します。

濡れる季節はLEDが安定

LEDの出番が増えるのも夏です。

汗やプール・海でまつげが濡れる場面が多く、通常のグルーは水に弱い一方、LEDは濡れやすい季節でも持ちが安定しやすい傾向があります。

夏は単価を伸ばす最大のチャンス

メニュー面では、夏は“単価を伸ばす最大のチャンス”です。

POINT
夏は
  • LED
  • 下まつげ
  • パーマ+エクステ
  • カラー
で単価を伸ばせる季節です。
状態や予定に合わせて、自然に提案しましょう。

秋:夏のダメージケアと乾燥対策を

秋は、夏から続く脱毛期がまた来る時期で、目がかゆくなる方も増え、傾向としては春に似ています。

「秋だからこれが動く」という固有メニューは正直あまりありません。

だからこそ狙い目はケア系です。

夏の紫外線でまつげがダメージを受けているため、コーティングや保湿・トリートメント系のメニューが動きやすいタイミングです。

乾燥するとマツエクの持ちが落ちるので、保湿系の美容液(エジャストのようなもの)をしっかり塗ってもらう案内が有効です。

秋冬は“そもそものまつげの状態”で持ちが変わりやすいので、ケアを念入りに、という季節だと捉えましょう。

乾燥毛向けの保湿ケアを、オプションメニュー化しておくのも一手です。

冬(12月):年末のフル付け替えを設計する

12月は一年で最も売上が上がりやすい月です。

年末年始に向けてフルで付け替える方が増えます。

普段リペアや付け足しのお客様にも、一度オフして付け直す提案がしやすい時期です。

「逆算」で年末の予約を設計する

ポイントは逆算アプローチです。

年末にベストな状態にしたい方に向けて、10月ごろから来店周期を計算して声かけを始めるのがおすすめです。

「4週周期」で案内していると、来店タイミングが“中途半端”になってしまう方もいます。

11月頭に来店した方には、次回の予約に加えて12月末の予約も一緒に取っておくと無理なく調整できます。

結果として、12月は月初と月末の2回来店する方も増え、10〜12月は全体的に来店頻度が上がりやすくなります。

12月は単価が伸びやすい

本数を増やす方、下まつげやエステなど別メニューを足す方が増え、単価が上がりやすいのが12月です。

「年末だし、いつもよりちょっと豪華に」という気持ちが後押しになり、LEDなど特別感のあるメニューも提案しやすくなります。

なお、メニュー提案そのものが一番しやすいのは夏で、冬は“単価が伸びる季節”と位置づけると設計しやすくなります。

閑散期(10・11・1・2・6月)は“仕込み”と“育成”の時間

暇になりやすいのは1月・2月・6月・10月・11月あたりです。

6月は「ジメジメでメイクがよれる・したくない」時期なので、事前に発信しておけばマツエクを提案しやすく、June bride(結婚式)シーズンでもあるため、ブライダルを扱うなら仕込みどころです。

暇な時期は、次のような“仕込み”に充てると無駄がありません。

年間スケジュールにすれば、言葉も発信も先回りできる

一年の流れを1月〜12月で一枚にまとめておくと、季節ごとに“やること”が事前に見えます。

まとめておきたいのは次の要素です。

これをスタッフ全員で共有できれば、一人ひとりが流れを把握でき、こちらが言わなくても「夏だからLEDを提案しよう」と自ら動けるようになります。

毎年くり返す波は、設計すれば“追い風”に変えられます。

まずは自店の年間カレンダーを一枚、作ってみてください。

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