執筆者:BLISS LASH 編集長
協力:秋山 真生恵
オーナーって
- もっと自由だと思っていた
- こんなに大変だとは思っていなかった
これは、独立した多くのアイリストが
数年以内に感じるギャップです。
実際にほとんどのアイリストは、
- オーナーは現場をやりながらできる
- オーナーはそこまで大変ではない
- 雇用しない自分には関係ない話
- 規模を大きくしない自分には関係ない
- 自分がずっと現場に出続ける
- 自分1人で回る
などと思っていると思います。
しかし、数年後には
- スタッフを雇っていた
- スタッフ数が増えてきた
- 店舗が増えてきた
と状況が変わっている人が意外と多いです。
そして、ほとんどの人がこう言います。
- オーナーがこんな忙しいとは思わなかった
- どんどん仕事が増える
- オーナー業が追いつかない
このように、
独立したアイリストの多くは
数年以内にオーナー業の壁に当たります。
その時に色々苦労するのもいいですが、
ある程度予測をできた方がいいと思いますので
この記事で以下について解説をしていきます。
- オーナーが忙しい理由
- 予想外だった業務
- スタッフに任せられない理由
- スタッフに任せる方法
オーナーが忙しい理由
オーナーが忙しい理由は2つあります。
- 仕事量
- 責任と判断
1.仕事量
オーナーの仕事例を出すと、
- 売上や利益などの確認
- 税理士や社労士とのやりとり
- 資金管理や支払い
- 投資判断(出店や採用など)
- スタッフ教育、マネジメント
- トラブル対応
- 定期的なミーティング
- 定期的な勉強会
- 管理職の育成
- 組織構築
- マニュアル作成
- 業務フローの整理や改善
- 集客媒体の更新や改善
- 新メニューや料金など考える
などがあり、
単純にやることが多いです。
しかもほとんどの人は、
現場に出ながらやるので、
忙しくなりやすいです。
2.責任と判断
オーナーになることで、
単純な作業だけでなく、
- 責任を伴う仕事
- 判断を伴う仕事
が増えます。
例を出すとこんな内容です。
- スタッフの急な欠勤対応
- トラブル対応
- スタッフ間の関係性の調整
- スタッフをどう育てるか
- 求人の条件や募集はどうするか
- 集客をどう安定させるか
- スタッフの顧客をどう作るか
- スタッフの売上をどう上げるか
など、
自分以外の領域も考えたり対応する時間が増えます。
予想外の業務も増えます
スタッフが増えてくると、
どこのサロンでも必ずこんな問題が起こります。
- スタッフ間のコミュニケーションのズレ
- 本人同士では解決できない問題
- これはアリですか?ナシですか?という
グレーゾーンの問題
これはどんなに優秀な人を雇っても、
人数が増えるとほぼ必ず起こります。
細かい部分で言うと、
- 髪の毛の色の細かいルール
- 爪の長さの細かいルール
- 言葉遣いの細かいルール
このように、
人によって「普通」が違う部分は
何かあるたびに考えて判断する必要があります。
しかし、
これを1つ1つ考えていたら
時間も労力も足りません。
どうすればいいのでしょうか?
サロンでやるべきこと
よくある間違いは、
オーナーの感覚で毎回判断することです。
- 何かあればオーナーが考える
- オーナーの基準で考える
これはあまりオススメできません。
それよりも大事なのは、
「会社やサロンとしての基準」です。
具体的な内容は書ききれませんが、
会社やサロンの基準がないと、
- これっていいの?
- これはなんでダメなの?
- 普通はOKじゃない?
などが無限に出てきますし、
詳細な説明も求められます。
そのため、
会社やサロンの基準を決めることで、
判断の回数や説明の回数を減らすことが必要です。
それでも仕事は無限にある
初めに書いたように、
オーナー業務は無限にあるので、
パンクするオーナーがほとんどです。
しかし、
パンクしないオーナーもいます。
何が違うのでしょうか?
スタッフに
・任せられるか
・任せられないか
パンクするかしないかはここで決まります。
- スタッフに任せられる
- スタッフに任せられない
実際に多くの人は、
スタッフに任せられない状態からスタートします。
- 自分がやった方が早い
- 任せるとクオリティが落ちる
- いい意味でこだわりが強い
- 1人で抱え込みやすい
その結果、任せられない。
任せられないと、
- 全部自分で背負う
- 自分がいないと回らない
- 自分が全部考えて判断する
という状態になりやすいです。
スタッフに任せる事ができても、
- 結局、自分が指示を出してしまう
- 指示の出し方がざっくりでスタッフが混乱
- スタッフに考えさせる流れにできていない
- 内容や期日、目的など細かく伝えていない
- スタッフが止まっていてもフォローしない
などになる人が多く、
初めはスムーズに進まない人が多いです。
任せるために大事なこと
スタッフに任せるには、
これらのことが大事になります。
- 任せて失敗も経験させていく
- 細かいことを気にしない
- 自分のこだわりを押し付けない
- ある程度目をつぶる
- スタッフの提案はなるべく受け入れる
- 任せるときは目的や内容も伝える
- 期日などもセットで任せる
- 止まっていたらフォローする
- 自分が権限を持ちすぎない
- 最終判断を全部自分が持たない
- 小さなことから任せる
- 何かの分野の担当を決める
売上はスタッフでも作れますが、
- 仕組みを作ること
- 判断基準を作ること
- 人を育てること
- サロンを伸ばすこと
- 数字とリスクの管理
などはオーナーにしかできないので、
小さなことからでもスタッフに任せていけると理想です。
スタッフも任された方が嬉しい
任されたスタッフは
- やりがいを感じる
- 頼られてると感じる
- 新しいことを覚える
- スキルアップする
- 先に進んでいる感じがする
- 一緒にやっている感じがする
などのメリットを感じる事が多いので、
長期的にはスタッフに任せる量を増やしていけると理想です。
それを踏まえて、
- これは自分がやるべき仕事なのか
- 誰かに任せてもいい仕事なのか
まずはこの問いを持つことが、
オーナー業の第一歩になります。
まずは小さなことからでいいので、
スタッフに任せてみてください。
