執筆者:BLISS LASH 編集長
協力:秋山 真生恵
下まつ毛エクステは、
上まつ毛エクステやまつ毛パーマと比べると、
サロンで大きく打ち出されることが少ないメニューです。
実際に、メニューには入っていても
積極的に提案されていなかったり、
そもそも導入していないサロンもあります。
ただ、下まつ毛エクステはうまく活用できると、
- 客単価アップ
- 他サロンとの差別化
- リピートにつながる提案
- デザイン提案の幅の拡大
につながるメニューです。
特に、
上まつ毛だけでは出せない印象の変化があるため
下まつ毛エクステを理解しているかどうかで、
アイリストの提案力は大きく変わります。
今回は、
下まつ毛エクステを導入するメリットと、
サロンで広がりにくい理由について解説します。
下まつ毛エクステは、
導入しているだけでは広がりにくい
まず前提として、下まつ毛エクステは
「メニューに入れれば自然に予約が入る」
というタイプのメニューではありません。
新規のお客様が最初から
下まつ毛エクステを希望して来店するケースは、
そこまで多くない印象です。
どちらかというと、
既存のお客様に対してアイリスト側から
提案することで広がっていくメニューです。
たとえば、
- 下まつ毛にマスカラを塗っている
- 目の縦幅を出したい
- 中顔面の長さを気にしている
- 夏場にマスカラがにじみやすい
- 上まつ毛だけだとバランスが取りにくい
このようなお客様に対して、
下まつ毛エクステをおすすめする流れです。
つまり、下まつ毛エクステは
「お客様が探して予約するメニュー」というより、
アイリストが良さを理解して提案することで広がるメニューです。
ここを理解していないと、
メニュー化してもサロン内で定着しにくくなります。
そう聞くと、
導入が大変?って思うかもしれませんが、
それ以上に下まつ毛エクステを導入するメリットがあります。
下まつ毛エクステのメリット
メリットは3つあります。
メリット①
短時間で単価アップにつながる
下まつ毛エクステのメリットの1つは、
客単価アップにつながることです。
サロンや本数にもよりますが、
下まつ毛エクステは15〜30分ほどの施術時間で、
3,000〜5,000円前後の単価になるケースが多いです。
上まつ毛メニューに追加するオプションとして考えると、
比較的短時間で単価を上げやすいメニューです。
また、LEDを導入しているサロンであれば、
下まつ毛にもLEDを使うことで追加料金を設計しやすくなります。
もちろん、単価を上げるためだけに提案するのは違います。
ただ、お客様にとって必要性がある場合は、
満足度を高めながら客単価も上げられるメニューになります。
メリット②
差別化やリピートにつながる
下まつ毛エクステは、
持続が課題になりやすいメニューです。
実際に、
- すぐ取れてしまう
- 持ちが悪く感じる
- 以前やったけど続かなかった
- 仕上がりは好きだけど取れやすくてやめた
というお客様もいます。
逆に言えば、
下まつ毛エクステの持ちを安定させられれば、
それだけでサロンの差別化になります。
下まつ毛エクステは、
どこのサロンでも安定して提供できるメニューではありません。
だからこそ、
- 「下まつ毛もここなら持ちがいい」
- 「下まつ毛をつけるならこのサロンがいい」
と思ってもらえれば、
リピートにつながりやすくなります。
一度良さを実感すると、
下まつ毛エクステはやめにくいメニューにもなります。
少しの変化でも顔の印象が変わるため、
気に入ったお客様にとっては継続したくなるメニューです。
メリット③
デザイン提案の幅が広がる
下まつ毛エクステを導入すると、
デザイン提案の幅が広がります。
上まつ毛だけで印象を変えようとすると、
- 長さを出す
- 濃さを出す
- カールを強くする
- 本数を増やす
という提案に偏りやすくなります。
下まつ毛をつけることで、
- 目の縦幅が出る
- 中顔面が短く見えやすい
- 小顔に見えやすい
- 若々しい印象に見えやすい
- 顔全体のバランスが整いやすい
などの変化があります。
上まつ毛だけだと印象が上に集まりやすいですが、
下まつ毛をつけることで目元の上下バランスが整いやすくなります。
そのため、下まつ毛エクステは
「ただ目を大きく見せるメニュー」ではなく、
顔全体の印象を整えるための提案としても使えます。
下まつ毛エクステを提案しやすいお客様
下まつ毛エクステは、
誰にでも同じように提案するメニューではありません。
特に提案しやすいのは、以下のようなお客様です。
- 下まつ毛にマスカラを塗っている人
- 目の縦幅を出したい人
- 目を大きく見せたい人
- 中顔面の長さが気になる人
- 面長に見えるのが気になる人
- 派手な印象にしたい人
- 涙袋を作るようなメイクをする人
- 下まつ毛メイクが好きな人
- 夏場のマスカラ崩れが気になる人
特に夏は、
汗で下まつ毛のマスカラがにじみやすいため、
提案しやすいタイミングです。
また、下まつ毛エクステというと
「派手になる」と思われることもありますが、
デザイン次第では自然に仕上げることもできます。
カラーエクステを使うことで、
黒よりも柔らかい印象にすることもできます。
年齢についても、
若い人だけのメニューと決める必要はありません。
年齢よりも、
- 普段どんなメイクをしているか
- どんな印象に見せたいか
- 顔全体のバランスに合っているか
を見ることが大切です。
逆に、すすめない方がいいお客様
一方で、下まつ毛エクステをすすめない方がいいケースもあります。
代表的なのは、以下のようなお客様です。
- 極度の逆さまつげの人
- 下まつ毛があまり生えていない人
極度の逆さまつげの場合、
エクステよりも下まつ毛パーマの方が合うケースがあります。
下まつ毛エクステがサロンで広がりにくい理由
下まつ毛エクステにはメリットがありますが、
それでもサロンで広がりにくい理由は、
大きく分けると3つあります。
理由①
学べる場所が少ない
下まつ毛エクステは、
上まつ毛エクステに比べて講習が少ないです。
メインメニューとして扱われにくいため、
サロン内教育でもしっかり教わらないままになっているケースがあります。
実際に、
- 習ったことがない
- 教えられる人がいない
- サロンで下まつ毛エクステをやっていない
- 情報が少ない
- どこで学べばいいかわからない
というアイリストも多いと思います。
下まつ毛エクステは、
上まつ毛エクステの延長で簡単にできるように見えるかもしれません。
しかし実際には、
下まつ毛特有の考え方があります。
特に、
- テープワークやオフの方法
- しみにくい施術
- 取れにくい装着の考え方
を知らないと、安定して提供するのは難しくなります。
理由②
技術的に難しいと感じやすい
下まつ毛エクステは、
上まつ毛エクステとは違う難しさがあります。
特に多い課題は、
- しみやすい
- 取れやすい
- 持ちが悪く感じやすい
- 瞼の形状によってつけにくい
- テープワークが難しい
- オフの仕方が上まつ毛と違う
という点です。
中でも、下まつ毛エクステは
テープワークがかなり重要なので、
しっかり教わっていないアイリストにとっては、
難しく感じやすいメニューです。
また、オフの考え方もサロンによって差があります。
- 「下まつ毛はオフできない」
- 「そもそも残らないからオフは不要」
という考え方をしているサロンもあります。
このように、
技術や管理方法がサロンによってバラバラなことも、広がりにくい理由です。
理由③
アイリストが良さを理解していないと提案できない
下まつ毛エクステは、
お客様から自然に希望されることが多いメニューではありません。
だからこそ、
アイリスト側が良さを理解していないと提案できません。
お客様自身も、
下まつ毛エクステでどのように
印象が変わるのかを知らないことが多いです。
そのため、メニュー表に載せているだけでは
予約にはつながりにくいです。
アイリストが、
- どんな人に合うのか
- どんな印象に変わるのか
- どんな悩みを解決できるのか
- どんな人にはすすめない方がいいのか
を理解している必要があります。
ここがわからないままだと、
お客様に聞かれた時に説明できません。
結果として、下まつ毛エクステは
サロン内で広がりにくくなります。
下まつ毛エクステは
ポイントを押さえれば新人でもできる
下まつ毛エクステは、
経験年数が長くないとできないメニューではありません。
上まつ毛エクステができるアイリストであれば、
ポイントをしっかり教わることで習得しやすいメニューです。
目安としては、
上まつ毛エクステができる状態であれば、
5人前後の練習でも形になりやすい印象です。
ただし、自己流で覚えると、
しみやすさや取れやすさでつまずきやすくなります。
そのため、
最初に正しいポイントを学ぶことが大切です。
ブリスラップ講習では、
下まつ毛エクステも学べます
現在開催中のブリスラップ講習では、
下まつ毛エクステについても一通り学べる内容になっています。
下まつ毛エクステは、ただ装着するだけではなく、
- 持ちを良くする考え方
- テープワーク
- しみにくい施術
- 提案しやすいお客様の見極め
- サロンメニューとしての活用
まで理解することで、サロン内で広げやすくなります。
下まつ毛エクステは、
まだ導入しているサロンが多いメニューではありません。
だからこそ、今のうちに学んでおくことで、
他サロンとの差別化にもつながります。
最後に
下まつ毛エクステは、
サロンの中で大きく目立つメニューではありません。
しかし、うまく導入できれば、
- 短時間で単価アップにつながる
- デザイン提案の幅が広がる
- お客様の印象を大きく変えられる
- 差別化やリピートにつながる
というメリットがあります。
そのため、
ブリスラップ講習にも下まつげの内容を入れています。
下まつげ未経験でも学べるようになっているので、
少しでも興味があればこちらを読んでみてください。

